自分の弱さを知る~メンタルトレーニングの現場より~

スポーツは勝負の世界

勝負にこだわる!

負けるか勝つなら、やっぱり勝ちたい!
これは、動物である人間の私たちなら当たり前の事。

競争とさせない!という教育の方針もありますが、
「自分が勝つことにこだわりたい」
一心にその競技にひたむきになって取り組む事を学ぶのは
子どもたちの成長や教育上でも

大人の私たちの成長でも
大事な事であると思います。

しかし

問題なのはその「強くなるための肯定」です。

勝ちたいために
そのゆがんだ歪みが生じてきてしまうのも現場では起きています。

今日は「自分の弱さ」についてです。

弱さは隠すもの?

 

勝負にこだわりすぎると
逆に自己肯定が下がるケースや
パフォーマンスが落ちる現象がおきていくケースがあります。

それはなぜでしょうか?

特に勝敗にこだわるような
負けず嫌いな性格の子(人)は
自分の弱さすら隠したくなります

しかしこれは
メンタルトレーニングでは
しっかり自分の弱さとも向き合う事が
強くなる秘訣だということを教えてくれるのです。

ポジティブシンキングという言葉を聞いたことがありますか?
ネガティブな思考を思わないために
ポジティブワードや思考を持つ事が大事!

これは皆さんご存知かと思います。

しかし、
これは日本人の気質にはあまりあっていないんです。

もちろんネガティブのままではダメです。
でも、それは続けないようにすればよいのです。

むしろ・・・

ネガティブな自分を知るほうが大事なんですね。

 

見せかけのポジティブはもろい

 

私が長くメンタルに関わっていていると
これがみせかけのポジティブな言葉だと感じる場面があります。

本当に心から湧き上がるポジティブであれば
最高です!

しかし、思ってもみない
ポジティブな発言を発して
どんどん自分の内面とかけ離れてしまうことで

見せかけのポジティブ人間になっているケースが
多い事を色々な現場で感じます。

●俺は大丈夫!
→本当は不安でいっぱい

●あの相手には絶対勝てる!
→勝てるかどうか不安

●絶対ミスはしないです!
→ミスしたらdouしよう・・・

こんな奥の声が聞こえてきます。

だから見せかけのポジティブは
余計に不安に感じてしまうのです。

等身大の自分の弱さを知る事

 

このようにポジティブな気持ちは
とても大事なのですが、

 

見せかけのポジティブは
余計に自分を苦しめてしまいます。

 

大事なのは
そんな弱さすら自分なのだと
一度受け止める時間我大事です。
キッズメンタルトレーニングや
スポーツメンタルトレーニングの時間では

 

いったん自分の「弱さを出す時間」を大事にしています。

 

●男の子は強い自分でいなくてはならない!

 

●女だからといって甘えるな!

 

 

こんな事で
色々な圧力で「本音」を出せなくなっているケースが多いです。

 

もちろん、
この手法でどんどんその方法で
駆け上る選手もいます。

 

でも、

 

長い目でみてどこかで必ず挫折はあります。

 

●ケガ
●成績不振
●伸び悩み
●ライバルとの競争

 

 

人間どこかで自分の弱さを目の当たりにする事がおきます。

 

そのとき、
どれだけ自分が弱い人間かと受け止める事も
選手には大事なんです。

 

自分も弱い一面もあるんだ

 

こうした等身大の自分と向き合い
弱さにも素直に向き合えることで本当の強さとポジティブなメンタルが積み上げられます。

 

見せかけのポジティブではなく
弱さも知っている人こそ芯の強さとなっていきます

 

ネガティブを認める事

自分の弱さを知る事

本当の強さに迎える入り口です!

 

スポーツメンタル:オンライン個人セッション

~スポーツメンタルの情報を受け取る~

関連記事

コメント

この記事へのコメントはありません。

PAGE TOP